新卒では、証券会社に入社。総合職として毎日忙しく働いていた。しかし、心の底では航空会社で働くという希望を持ち続ける日々。いつかその日が来るまでと、想いを巡らせながら毎日を過ごしていた私の転職日記をお伝えします。

前回までのCA受験&入社体験記はこちら

入社式後の数日間

あっという間に入社式の日が終わり、ついに翌日から会社の訓練が始まりました。しかし、最初の数日間は訓練というよりもオリエンテーションが主で会社についての説明・講義に始まり、総務人事的な話がほとんどでした。

訓練が待ち遠しいのはもちろんですが、このような会社についての講義を受けるのも、「ついにこの会社の社員になれたんが!」というワクワク感からとても楽しんで受けることが出来ました。

ついに訓練開始

数日間のオリエンテーションが終了すると、ついに専門訓練が始まります。

最初は飛行機についての訓練が主で、整備部門から何名かが教官として教えに来てくださいます。自分が働く場所ですから、飛行機についてももちろん理解していないと!という気持ちです。実際に、乗務しているとお客様から飛行機についての質問をされることがあるので、きちんと勉強しておくとより良い仕事につながると思いました。

専門訓練が続く傍ら、身だしなみについての講義も始まります。各会社によって制服の着方や、メイク方法など様々ですのでみっちり教えていただきます。やはり第一印象が大切ですので、ハッキリとしたメイクはもちろん、髪の毛のまとめ方も細かくチェックされます。

このような身だしなみの講義以外の時でも、メイクや服装(スーツのしわ等)・髪型はつねに厳しくチェックされており、少しでも教官が気になると思えば、呼び出されて注意を受けます。厳しいと思われがちですが、このような事を経て訓練が終わるころには入社時とは見違えるほど第一印象が変わった自分に出会えます。

テスト漬けの毎日

訓練は講義を受けるだけではなく、もちろんテストもあります。合格ラインが定められており、必ず到達しなければ次の訓練に進むことが出来ません。

覚えることは沢山ありますが、こんなとき頼りになるのが同期です。特に、既卒は航空業界経験者も多いのでちょっと詳しい子に教えてもらうこともありました。

テストに落ちると、訓練後に個別指導があり教官とマンツーマンでの勉強会が始まります。連日の訓練・テストにと気疲れや体力的な疲労もたまっていきますので、テストは出来る限り1回でパス出来るように勉強する必要があります。

地獄のエマージェンシー訓練

CAの訓練の中で最も厳しいと言えば、この緊急時の訓練です。

およそ1週間にわたって行われますが、まずこの訓練の教官たちが本当に怖い!前日に数名の教官が、この訓練のためだけにチームを作って教室に来ました。皆さん笑顔はゼロ。最初の言葉が「この訓練は甘くありません。」と真顔で仰っていたので更に緊張感が高まりました。

今までは、担任の教官が朝と夕方必ず来てアドバイスや元気づけてくれたりと助けてくれていましたが、この訓練の間は1度も担任教官と会うことはなく、みんなは更に心細くなり緊張しっぱなしでした。

エマージェンシー訓練は俊敏さはもちろん、声の大きさも大切なので日々全身を使っての訓練でした。脱出の際の英語ももちろん全て暗記ですので、同期が一丸となって助け合うことが大切だと痛感した1週間でした。

 

日々の訓練で、CAに近づいている嬉しさ半分この厳しさはいつまで続くのだろうという不安が半分の毎日でした。しかし・・・。フライトが始まった後、この訓練がどれだけ優しくて良い環境の中で行われていたのかを、痛感することになるとはそのとき思いもしませんでした。