客室乗務員(キャビンアテンダント)の人っていつも綺麗ですねと、よく言われます。しかし、あの、お肌にとっては過酷な機内の中で常に美しくいるためには、それ相応の努力が必要です。私たち、客室乗務員(キャビンアテンダント)の、長時間のフライトでもくずれないメイクの裏技をご紹介します。
CAのお肌にとって機内は最大の敵!
ご存知のとおり、飛行機の機内は極度に乾燥しています。お肌にとって、乾燥が一番の敵であることは、よく知られていますよね。しかも、長距離のフライトともなると、10時間を超えて勤務することになります。
毎日規則正しい生活習慣というわけにはいきませんので、お肌のターンオーバーにとって貴重な夜の睡眠も、ままならないこともあります。
さらに、あの狭い飛行機の空間で、乗客の皆様に心地よく過ごしていただけるよう、サービスを提供するには、かなりのストレスを感じることも少なくありません。
客室乗務員(キャビンアテンダント)流メイクの基本
私たちのばっちりメイクの基本は、飛行機に乗る前からのお手入れが肝心です。つまり、保湿ケア。普段の基本的なお手入れが、ベースとなるお肌の調子を整えるためには不可欠です。
とくにフライトの前には、化粧水や美容液をたっぷり、パックやマスクでスペシャルケアを行うようにしています。基本のスキンケアでは、水分と油分をバランスよく補うことが大切です。
また、機内の乾燥で髪の毛もパサつくので、ヘアケアも念入りに行います。トリートメントやヘアパックをたっぷり使って髪の毛にも栄養補給してあげます。
機内やホテルでは湿気を保つ
お肌の保湿に関しては、機内やホテルでも、できるだけ乾燥しないように気を付けています。水分補給をこまめに行い、濡れたタオルやコップに入れた水を近くに置いておくのもいい方法です。
たまに、女性の乗客の方で、機内での乾燥が気になるために、ミストタイプの化粧水を使用されている人を見かけます。でも、吹きかけるタイプの化粧水は、あまりお勧めできません。なぜかというと、いったん吹きかけられた水分が肌表面で蒸発する際に、さらに水分を失ってしまうことになり、乾燥が悪化するからです。
CA流メイクは下地が重要
ベースメイクで特に念入りに行うのが下地です。下地がきちんとできれば、ファンデーションを厚塗りする必要はありません。
特に、客室乗務員(キャビンアテンダント)は、長時間のフライトでも目の下にクマなど作れません。疲れた時のクマを隠すためにも、下地はとても重要です。下地をきちんと入れ込んだら、ファンデーションは薄くムラなく塗り、パウダーファンデをふわっとのせます。
これで、透明感のある、綺麗なベースができるはずです。
アイメイクはしっかり
薄暗い機内でも、華やかな印象になるように、アイメイクはしっかり行います。眉は、少し濃い目に描くほうが元気で若々しい印象になります。
客室乗務員(キャビンアテンダント)の中には、まつ毛パーマをかける人もいます。マスカラは、長さを強調するもので上品に見せます。アイラインはリキッドタイプの方が持ちがいいので、フライト直前にしっかりと描き込みます。
化粧直しは油取り紙が必須アイテム
チークは明るめの色を使い、血色がよく見えるように、たっぷりのせます。さすがに、長距離のフライトだと途中で化粧くずれも起こるので、朝食サービスの前には、化粧直しが必要です。
油取り紙で抑え、チークや口紅をなおします。目の下のクマが出ていないかチェックして、すがすがしい笑顔で朝食を提供しなくてはいけません。
フライト後はしっかり休息
寝るべき時にしっかり快眠できるような工夫も必要です。不規則なシフトですので、眠れるときに寝ておかないと、美肌どころか体力的にも続きません。
半身浴で体をリラックスさせたり、休息サプリを愛用している客室乗務員(キャビンアテンダント)もいるんですよ。自分で、ぐっすり眠るための方法を身につけておくことが、いつもきれいでいる秘訣でもあるんです。
CA休日は、とにかくストレス解消!
ストレスを発散することも、美肌をキープするコツです。勤務時間が長く、ストレスもたまりやすいので、自分なりのストレス発散法を見つけるようにしています。
休日は、自分の好きなことに没頭して、気持ちをリフレッシュしたり、おいしいものを食べるのが楽しみです。適度にエクササイズをすることも効果的です。
決めメイクのときの参考に
いかがでしたか。私たち、客室乗務員(キャビンアテンダント)のメイク術のコツをお話しました。いつでも綺麗でいるためには、普段の基本スキンケアがとても大切です。加えて、くずれにくいコスメを使用することもおすすめします。
気合を入れてメイクをしたいときには、参考にしてみてくださいね。