外資系航空会社の客室乗務員から受けたおもてなし体験をご紹介します。

初めての海外旅行で不安がいっぱいのなか、CAの方の温かい対応に感動いたしました。

利用した航空会社:British Airways(ブリティッシュ・エアウェイズ)

私は小学生の頃にハリーポッターの魅力にはまり、中学校になる頃には毎年シリーズが出版されるのを楽しみにしていました。高校生になると日本版が出版されるのを待ちきれずに、英語版を頑張って翻訳するくらい大好きでした。

その頃から、「いつかハリーポッターの舞台であるロンドンに行ってみたい」と思うようになりました。高校生の頃はもちろんお金もなく、専門学生になると自分のやりたり分野に進み、ますますハリーポッターの世界を自分の目で見たいと強く思うようになりました。

専門学校で出来た新しい友達にそのことを話すと「じゃあ一生に行こうよ!」と、いう予想もしていなかった提案に、早速旅行会社へ向かいウキウキしながらチケットを取ったのを覚えています。

その後は、ハリーポッターゆかりの地を、どうやって行けばいいのか自力で調べ当日に備えました。自分たちオリジナルのパンフレットを作り、まるで気分は2人だけの修学旅行です。

ずっと海外に興味が沸いていたものの、実際に旅行に行くのは今回が初めての私たちは、飛行機に乗るだけでも緊張していました。

初めて利用した航空会社は『British Airways(ブリティッシュ・エアウェイズ)』でした。CAさんというと美人で優しいイメージでしたが、想像通りでした。機内に乗るとみな笑顔で、それが当たり前なのかもしれませんがそれでも美しいと感激しました。

数時間乗ると機内食の時間になり、「Chicken or Fish?」のお決まりのフレーズを聞くことが出来ました。しかし、緊張していた私たちは何を話しかけているのか分からず頭の中は「???」状態でした。CAさんは英語に慣れていない私たちに感づいてくれて、優しくゆっくりと再び聞いてくれました。

2度目の機内食の時間の時も同じ人が運んでくれたので、優しく問いかけてくれたことを覚えています。「機内には多くの人が乗っているのに、こんな10代の若者一人一人にまで気にかけてくれるなんて、本当にうれしいな」と思いました。

初めての海外旅行であり、初めて利用した外国の航空会社でこういった些細な心遣いはとてもありがたく、「また、この飛行機を利用したいな」と思える旅でした。

飛行中に座席の後ろ側にあるトイレに行ったときに、CAさんたちが休憩していたのですが、さきほど対応してくれたCAさんに「写真をとってもいいですか?」と聞くと笑顔で応じてくれました。CAさんと一緒に撮った写真は今でも宝物です。

初めて利用した飛行機だからこそ、些細な思い出が、今でも覚えているほどの一生の思い出になりました。