新卒では、証券会社に入社。総合職として毎日忙しく働いていた。しかし、心の底では航空会社で働くという希望を持ち続ける日々。いつかその日が来るまでと、想いを巡らせながら毎日を過ごしていた私の転職日記です。

受験までの過ごし方

就職活動中は、業界を絞らず様々な業種を受けました。しかし、身内に金融業界・航空業界の人がいるのでどちらかと言えばその2業種に偏って受験をしていたと思います。航空業界は外資も含め何社か受験しましたが合格できませんでした。

そして私が最終的に選んだのが金融業界。証券会社の総合職でした。

とても忙しいとは分かっていましたが、働いているうちにやりがいを見つけられるかもしれないと思い入社しました。入社後は思っていた通り朝早くから夜遅くまで・休日も出勤することが多いとてもハードな仕事でした。

最初の一年は心に何かモヤモヤを抱えたまま働いていたのも事実です。しかし、二年目になり少し仕事に慣れてくるととても楽しいと思える事が増えてきたのです。金融や経済に関する知識も増えていき、自分自身が少しだけステップアップしているようにも感じました。

そんなこんなで数年が過ぎ、少し仕事が落ち着いたとき「このまま忙しい日々をただ送っているだけで良いのだろうか。自分がやりたかった仕事は航空会社にあったんじゃなかっただろうか・・・」と思うようになり、転職を決めました。

忙しかったこともあり、スクールには通っていませんでしたが少しでも自分のアピールになればと思い英会話と中国語の検定は受けていました。

航空業界を受験してみて

そして、ドキドキしながら書類を提出すると自分が思っていたよりもポンポンと最終審査まで進みました。

既卒の試験でしたので、半数以上は航空会社で既に働いている方達が集まっていました。地上職・外資・LCCのCAなど職種は様々でしたが、既に業界で働いているということもあり、皆さんとても綺麗にされており立ち居振る舞いも完璧!といった感じで少し怯んでしまいました。

面接での質問は仕事で頑張っていること・失敗したこと・どのようにストレスを発散しているかなど既卒ならでは質問が多く、仕事を一生懸命やっているかどうかをとても見ているようでした。

私は金融業界でしたので、周りの方と少し違う話が出来たということ・必死に今の仕事をしていたので受け答えも詰まることがなく、社会人としての自分に自信を持って試験にのぞむ事が出来たのが良かったのではないかと思います。

エアライン受験中に感じた事

「皆さん同じような回答が多い」「CAに憧れるあまり、視野が狭くなっている方も多い」という事です。

面接は自己アピールの場です。同じような回答では全く印象に残りません。よくある回答が「憧れでした」「御社の事が好きでした」などです。

CAといえど、1企業の1社会人の採用であり、憧れなどで受かるような企業ではないと言うことは肝に銘じていた方が良いと感じました。他の業界で「憧れ」で採用される企業はないですよね。きちんと自分の考えと芯を持っている人を企業は採用したいと思うはずです。

また面接中に泣き出す方や、CAになりたいがあまりに悲壮感あふれる受け答えをする方も見ました。「視野が狭くなっている」と感じました。視野が狭い=今の仕事を一生懸命していない?柔軟な対応が出来ない?などとマイナス思われてしまいます。

今の仕事で一生懸命出来ていない人は別の会社に行っても一生懸命は出来ません。希望の会社では一生懸命やる!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それは今の会社に失礼ですよね。沢山のお金をかけて研修をしてくれて社会人として育ててくれていた会社に対して感謝の気持ちを持てない方は「常に相手の気持ちに寄り添って」というCAの仕事には向かないと思います。まずは今の自分を受け入れて一生懸命毎日を過ごすことが面接を突破するカギだと思います!