CAは独特の雰囲気と丁寧な言葉使いをしていますね。CAはサービス業であるので、そのようなお客様に対する接客の訓練を受けます。また、常日頃からサービスに関する知識を身に着けるように学び、より良いサービスができるように努めいています。

そのようなCAならではの「CAあるある」をご紹介しましょう。

CAあるある その1 誰もいないところでも笑顔

CAはいつもニコニコとほほ笑んでお客様をお出迎えします。フライト中もお客様に対してスマイルで過ごします。ベテランCAになると、笑顔も自然にできるのですが、新人CAはそうはいきません。人は意外と日常生活においてスマイル状態で生活していないものなのです。

だから、新人CAは意識的に笑顔を作っています。顔筋がカチカチの筋肉痛になってしまうぐらい、仕事中に笑顔を作っています。そんなところから、乗り物に乗ると無意識で笑顔を作ってしまうのですね。

フライト帰りの電車のガラスに映る自分の顔を見ると、誰もいないガラスの向こう側に向かってものすごい笑顔で電車に乗っている自分にハッとすることがあります。慌ててお顔を素に戻すのですが、気が付くとまたスマイルを作っているという、恥ずかしい思いをするCAはたくさんいるのです。

CAあるある その2 エレベーターの乗り降り

CAが空港内をカルガモの親子のように、キャリーバックを引きながら行列で歩いている光景をよく見かけます。クルーでの行動は、指揮順位によって決まっていて、移動で歩く時もエレベーターに乗る順番も決まっています。

エレベーターに乗る時にまず、新人がサッと乗り込んで、中の「開くボタン」を押します。そして、先輩CAたちが乗り込んできます。降りる時は、一番に新人が素早く降りて外からエレベーターの上下ボタンを押します。その後に先輩CAたちが順番に降りて、最後に新人が、全員CAが出たのを確認して一番後ろからついていくのです。エレベーターの乗り降りをCAとして乗務する時に先輩から習うのですが、新人はモタモタしてしまい、先輩にその役をさせてしまうこともあります。その時は、エレベーターの狭い箱の中でバツの悪い空気がドヨ~ンと流れます。

そんなことにならないように、エレベーターの乗り降りには気を遣います。その習慣から、プライベートでエレベーターに乗る時も、「素早く開くボタンを押して、扉が空いたらサット外に出て、全く知らない人が出るまで、外からボタンを押してしまう。」そんなCAならではの職業病に退職後も悩まされます。

CAあるある その3 食べるのが早い

CAはよく食べます。美味しい物も好きですが、しっかりとご飯を食べる人は一般の女性より多いです。その食べっぷりを見ると、CAは体を張った体力勝負の仕事なのだとわかります。

だけど、仕事中は食事にあまり時間を取ることができません。忙しいフライトの合間をぬって1、2分でお弁当を食べたりします。フライトが遅れている時は、少しでも飛行機を早く飛ばせるように、清掃のお手伝いをしたりします。そういう日は、お弁当を一口食べられたらいいというような忙しさの時もあるのです。

日頃そういう状態で仕事をしているので、CAは食べられるときにサッサッとしっかり食べる習慣がついています。だから、早食いでガッツリ食べるCAはたくさんいるのです。

まとめ

いわゆるCAの習慣病と言える「3つのCAあるある」をご紹介しました。この3つはCAを退職してもなかなか抜けない習慣とも言えます。CAを退職した同僚とCA時代の話をすると、この3つのあるあるはよく話題に上がってきます。

そんな話をしながらも、ガッツリと食べて飲んで、さらに美味しいお店の話をするという、なかなか習慣病は治らないものですね。