CAと聞くと、女子アナと同じく一般人とは違う女性をイメージしてしまう。日常の生活でも、高級ブランドに身を包み、ハイクラスのレストランでお食事したり、5つ星ホテルに宿泊したり、エリート男性とデートしたりと華やかなイメージがありますよね。

そんなイメージから同性にはちょっとマイナスイメージを抱かれることもあります。実態はどうなのでしょう?

その1 どんな食事をしているの?

「旅先で美味しい物食べたい!」

CAと言えばグルメな感じがしますね。確かに、クルーとステイ先で美味しい物を食べに行くことはもちろんあります。今晩は何を食べようか?とステイ地方の特産物を食べることをご褒美に「お仕事を頑張ろう」と思うこともあります。

だけど、これは旅行先で美味しい物を食べたいなと誰もが思うのとなんら変わりはないのです。せっかくいつもと違う土地を訪れたので、美味しい物を食べたいなと思う気持ちと同じです。

そして、地元の食材を食べることでお客様にお勧めすることもできます。旅行先での美味しい食べ物やお土産は、旅行するお客様には知りたい情報です。そういう情報を積極的に取り込むためにステイ先でもお勉強をしているのです。

「CAならではのグルメのこだわり」

CAならではのグルメに対するこだわりの理由もあるのです。

それは、飛行機の中での昼食や夕食は、お弁当ということもあります。ステイ中にお弁当ばかり食べていると、さすがに飽きてしまいます。忙しいフライトや飛行機が遅れている時には、食事を取る時間がない時もあるのです。ギャレーの中でお弁当を一口食べられたらいいし、1分ぐらいで駆け込んで食べる時もあります。

CAは早食いの人が多いのですが、それは食べられる時に食べないと食事できない。という理由があるのですね。ギャレーの中で立ったまま、ゴチャゴチャした所で食べたか食べてないかわからないような状態で食事をしています。冷たいお弁当を食べる日々が続くこともあるのです。その反動で、美味しい物をゆっくりジックリ食べたい!という食への欲求が強く出てしまうのです。

その2 CAの睡眠は取れているの?

早朝や深夜からのフライトで睡眠時間が不規則になってしまいます。CAにとって「上手に寝る」ことはとても健康管理に重要になってきます。やはり睡眠不足から風邪を引いたり、病気になったりするものです。CAを長く続けられる人は、上手にどこでもいつでも寝られる人です。

ぐっすり眠るためにしていることは、CAによってそれぞれ違いますが、いくつかご紹介しましょう。

「遮光カーテンの活用」

早朝勤務の前の日は、早めに就寝したいものです。でも、まだ外にはお日様が出ている時もあります。ここは、太陽は沈んでいると体に感じてもらうようにするために、遮光カーテンで光をシャットアウトします。

赤ちゃんを寝かせる時は、カーテンで光を遮断すると寝つきが良くなるのですが、それと同じことをしています。時間ではなく、光で体内をコントロールします。

「アロマの香りとリラックス音楽」

自分の落ち着くアロマをステイ先に持って行くCAもいます。アロマの匂いでリラックスしながら、ゆっくりできるBGMを聞いて寝るというCAもいます。

この香ならリラックスできるというアロマ探しをして、楽しむこともできますね。お風呂の湯船にアロマオイルを垂らしてじっくり入浴をして寝ていることもあります。

その3 ファッションはブランド物が多いの?

CAと言えば、ブランドに身を包んでいると思われがちですが一概には言えません。確かに他のお仕事をしている方よりも、CAはブランドファッションが好きな人は多いです。

ただ、ステイの最中は2泊3日の仕事だから、3着着替えを持って行くかというとそうではありません。ほとんどのCAが1着しか持って行きません。そうなるとステイ鞄に3日間入れていても、クチャクチャにならないような洋服を持って行くことになります。結果的に、持ちの良い洋服が必要で、ある程度の値段のするお洋服になるのですね。

とは言っても、女性の多い職場ですのでファッション情報は飛び交います。同僚が素敵なお洋服を着ていたら、自分も欲しくなるという女子校的な要素もありますね。

まとめ

いかがでしょうか?今回はCAの生態を「衣・食・睡眠」で書いてみました。CAならではの理由もありますが、一般の方々となんら変わりのない感覚を持っているのです。「CAだからこのブランドではないと嫌だ。」とか、「CAだからハイクラスのレストランがいい。」というわけではありません。

言えることは、「CAでも美味しいものは食べたいし、CAでも必要でいい物が欲しい」ということです。ただちょっとだけ、女同士の職場であるので見栄を張りたいなという気持ちも持っています。それは、CAに限らず女の子なら誰でも持っている気持ちです。

CAドラマなどでは、女の職場の象徴としてブランドやグルメの部分を強調されてしまいます。でも、実際は一般の方々と同じ感覚なのです。