客室乗務員は一般的に、キャビンアテンダント、CAとも呼ばれ、以前であればスチュワーデスと呼ばれることが多い職業です。彼女たち客室乗務員は、大空へと飛び立ち、お客様に快適なフライトを提供するサービス・おもてなしを提供します。

客室乗務員のほとんどは女性で構成されていて、女の子の将来のなりたい職業ランキングに常に挙がるぐらい夢と憧れのある職業でもありますね。そんな素敵な客室乗務員ですが、やはり給料というのは気になるところです。そこで客室乗務員はどれくらいの給料なのかを調べてみました。

客室乗務員の年収は契約内容によって違う!?

実は、つい最近まで客室乗務員(キャビンアテンダント)はほとんどが契約社員でした。

それには外国の航空会社に比べて、給与水準が高かったことと、国際的な航空業界の競争激化と低コスト化に対応するために、日本航空を筆頭に、全日空、日本エアシステムなども契約社員制度を導入しました。

しかし、それ以前に最初から正社員として入社している客室乗務員との仕事内容とあまり変わらないにもかかわらず、収入、待遇、優遇面では差があったのです。

そこで2014年4月のANA(全日空)をはじめ、各航空会社も続々と見直しを行ない、今では客室乗務員を正社員として採用する航空会社が増えました。
福利厚生、各種手当、賞与制度もあり、正社員の客室乗務員として働く場が増えてきたということですね。

客室乗務員の平均年収はどのぐらい?

客室乗務員のお給料ですが、平成26年では平均年収478万円のようです。
平均月収34万円、時給にすると2246円。
年間のボーナスは約70万円だそうです。

客室乗務員は徹底した自己管理ももちろんのこと、機内での仕事という前提と、仕事の性質上、
お客様とのコミュニケーション能力、トラブルの対応、また拘束時間も長く不規則になりがちです。

肉体的にも精神的にもとても過酷な仕事だと言えるでしょう。

その観点から、ごく一般の事務職との給料と比較すると、さほど高い給料をもらっているとは言えないのかもしれないですね。

年齢別で比較した客室乗務員の年収

客室乗務員(女性)の年齢別のおおよその年収比較です。

客室乗務員(女性)の年齢別 年収比較

30歳 438万円
35歳 496万円
40歳 550万円
45歳 604万円
50歳 640万円

こうしてみても仕事内容からして、決して高給取りだとは感じられないですね。

まとめ:客室乗務員の仕事の魅力は年収だけではない!

客室乗務員はその仕事の使命の元、常に冷静で過酷な労働条件の中に命を張って、決して高くは無いお給料で仕事をしているのがわかりますね。

お給料だけで単純に比較することはできませんが、飛行機という場所で上質なサービスを提供し、お客様を快適に、安全に目的地までお運びするという仕事には、お給料以上に多くのやりがいがあるのかもしれません。